2017.08.19 開催報告 テーマ:高度プロフェッショナル制度(残業代ゼロ法案)について
第2回meetupを開催しました!
Japan Timesより
"Work-hour deregulation" AUG 6th, 2017
を選びました。
【内容について】
年収約1千万円以上、高度専門職(金融トレーダー、研究者など)の労働者の時間管理をなくし、労働時間を個人の裁量に任せることで、労働の生産性をあげる法改正の国会審議が検討されている。
経営者の観点では、ホワイトカラーは労働時間でなく成果で仕事を評価する方向にもっていき、生産性の向上と固定費の抑制を図りたい。
労働者の観点では、長時間労働の助長、対象となる労働者の拡充、残業代として払われていた賃金のカットにつながる懸念がある。
【意見交換の概要】
今回は、主催者と3名の方、計4名で行いました。
自己紹介、チャットタイム、文章の音読・読解、各自が質問を考え、その質問に対しみんなで意見交換する流れで進めました。
職場で事実上、成果主義で評価が行われているし、法案の成立で働き方を変える意識が高まることを期待する意見。一方で、今後の対象者の拡大と残業代カットにより単なる
賃金抑制となることを懸念する意見。
海外で働いた経験のある方からは、海外では契約社会だが、日本は契約に書かれていないことを何とか調整して対応しようとする文化があるので、結果的に仕事の増大、非効率になってしまうのではという意見。
身近なテーマだったため、様々な観点からの意見がでて活発な議論が起こりました。
次回は、9月の初旬に行います。